ZEROJAPANのステンレス製のフタと茶こし。デザインのアクセントになっているのはもちろんですが、そこにも数々のこだわりが込められています。
新潟県の県央地域は日本を代表する金属加工製品の一大産地で、機械、自動車部品の製造が非常に盛んです。
とりわけ燕市はステンレス製品の加工業者が数多く立地し、特にカトラリーを中心とした金属製洋食器においては日本国内生産シェアの90%以上を占めます。
ZEROJAPANのフタや茶こしなどのステンレス部品はすべて新潟県燕市で作られています。なお材料となるステンレスは高品質なSUS304(18-8ステンレス)※1を使用しております。
ZEROJAPAN商品に共通しているステンレス製・クリップ式の着脱の簡単なフタ。ポット以外のアイテムにも数多く用いられ、スタイリッシュなZEROJAPANアイテムを特徴づけています。
もともと急須のフタがお茶を注ぐときに外れて割れてしまうからどうにかならないか。という相談がきっかけとなり、開発を始めたそうです。
(当店にもフタを壊してしまったことのあるというお客様が何人もお見えになられます。)
試行錯誤の末、クリップを用いティーポット本体に固定する現在の形にたどり着きます。フタが外れることもなく、片手でも簡単にお茶の注げるこの構造ですが、発売当時はステンレス製のふたが日本の問屋に受け入れられず(お茶をまずくするという根拠のない話)当初は国内では取り扱ってもらえなかったとのこと。
着脱もお手入れも簡単なこの構造は、合理的な考え方の海外、その中でも特にヨーロッパ、オーストラリアで人気に火が付き、後に日本でも販売されるようになりました。今ではステンレス製のフタは一般的なものとなり、ZEROJAPANの先見性が証明されることとなります。
このフタの素材であるステンレスはカーブミラーの製造時に発生する端材を利用したもので、環境にも大変優れた商品です。
なおフタがティーポットから外れやすくなった時は、ペンチ等でフタのポットを挟んでいるツメの部分を軽く閉じて下さい。
ご使用時フタは熱くなっておりますのでご注意ください。(クリップ式のため押さえる必要はございません。)
ZEROJAPANのオリジナルの茶こしにも強いこだわりがあります。普通の茶こしと違うところはメッシュ(網)の部分。
安価な茶こしは、筒状にする際にメッシュを折りたたんでいるので、折り目に茶葉が入り込みやすくお手入れが面倒です。
しかしZEROJAPANのオリジナル茶こしは「しぼり加工」を用いて、メッシュ自体の隙間を調節することで一枚のまま筒状にしています。どこにも折り目のないメッシュは、茶葉が挟まることもなくお手入れも簡単です。
イギリス発祥の喫茶の文化でアフタヌーンティーがあります。本式のイギリスのアフタヌーンティーは社交の場としての意味合いが強く、時間も長いものです。
紅茶が出過ぎてしまったときにはティーカップに濃く出た紅茶を入れ、白湯を足して濃さを調整する「さし湯」(うすめ湯)をします。
一方、普段の日本茶の文化において「さし湯」はティーポット(急須)に注ぐ、いわゆる「二番煎じ」ですね。
ZEROJAPANの茶こしの長さはティーポットの深さと比べるとそんなに長くはありません。実は「カップ一杯分を注いだら茶葉がお湯に浸らないような長さ」に設計され、濃くなり過ぎないように工夫されています。
レギュラーサイズの茶こしです。高さは55㎜となります。
ユニバーサルティーポットの3人用に標準装備されています。
日本製(新潟県燕市)
素材:SUS304(18-8ステンレス)
サイズ:Φ69×h55
ユニバーサルティーポット2人用のミニサイズもございます。
サイズ:Φ54×h45
ロングサイズの茶こしです。高さは70㎜となります。
ユニバーサルティーポットの4人用以上に装備されています。
日本製(新潟県燕市)
素材:SUS304(18-8ステンレス)
サイズ:Φ69×h70
ユニバーサルティーポット2人用に装着可能なミニロング茶こしもございます。
サイズ:Φ54×h65
「今は少しだけ飲みたいけど、少しのお湯じゃ茶葉が浸らないよ。」という方もいらっしゃると思います。そのような方には別売りになっているロング茶こしをおススメしています。
ティーポットの底まで届くロング茶こしなら少しの茶葉とお湯でも十分美味しいお茶が楽しめます。また人数の多いときや、膨らみやすい茶葉のときなどにも便利です。
前にブログでもご紹介いたしました!
ZEROJAPANオリジナルの茶こし、ロング茶こし、フタはすべて個別に販売しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
SUS304(18-8ステンレス)は、クロム(Cr)18%、ニッケル(Ni)8%、残りが鉄(Fe)で構成されたステンレスです。
ステンレスは、構成物により価格、特性などが異なり、それぞれ呼び方も異なります。水まわり製品に使用されるステンレスは他にもありますが、SUS304は主に高級品に採用されています。SUS304は耐食性・耐熱性に優れており、ねじや機械の恒久部品から原子力発電所で使われる冷却水のパイプまで広く用いられています。